介護の仕事(通所)
転職する以前は、老健のデイケア(通所介護)に勤めていました。
こちらでは社員ではなくフルタイムパート(8:30 ~ 17:30)として勤務。
当時の給与はだいたいこんな感じでした。
基本給 173000 時給が1030×22日 介護福祉士の資格ありでこの時給。なしだと980です。
介護処遇加算 35200
時間外手当 5000
税金、食事代で4.5万くらい引かれて手取りが18万くらいでした。
パートでしたが、6、12月に各10万くらいの賞与ももらえていました。
介護処遇加算をかなり受け取っていますが、時間給のパート契約だからかもしれません。社員さんだと月額でもらえる額はもう少し低かったです。
社員さんにチラッと聞いたら、賞与の際にまとめてもらえるそうです。
手取りは一人暮らしだとやや厳しい金額ですが、当時は実家暮らしだったので不自由なく生活できていました。貯金もそれなりに可能なレベルです。
デイケアで働くメリットは、
・朝〜夕までの仕事なので生活のリズムが作りやすい
・丁寧に仕事をした分だけ、利用者さんに感謝してもらえる
・営業ノルマ的なものはないので精神的に疲弊せず仕事ができる
デメリット
・リハビリ計画書や行事の準備のために残業をすることが多い
・夜勤がない分、手取りがどうしても低い
・利用者さんの滞在時間が限られているので、一日の業務が目まぐるしい
デイケアで働いていると利用者さんの声をダイレクトに受け取れるので働き甲斐があります。失敗して落ち込むこともありますが創意工夫の余地があるのでモチベーションを保ちやすいと思います。
勤務時間帯も無理がなく体への慢性的な負担が少なかった。
難点は1日のスケジュールがタイトなところでしょうか。
1日60名くらい入浴を実施していました。しかも午前中に全員。
利用者さんが多すぎてトイレもすぐに混雑してしまいます。
また、毎月行事があったので準備のための残業も多かったので毎日バタバタしていました。
デイケアのような通所介護は明るくてコミュニケーションが上手い人ではないと務まらなそう...と思われる方もいると思いますが、口下手な真面目タイプの私にも務まったくらいなので話のスキルはそこまで重要ではないです。
利用者さんを真摯に対応する、コミュ障でも職員の輪に入る努力をすることを心掛けたら周りに受け入れてもらえました。「若いのに言葉遣いが丁寧で偉いわねー」なんて割と評判良かったんです、当時の私。(ドヤ顔)
人生が楽しくなくて夢も希望もない人はデイケアで働くって意外とありなんじゃないかなと私は思っています。
回転寿司チェーンで社会人生活を挫折して絶望していた私の心のリハビリにデイケアで働いた経験はおおいに役立ちました。
社会と繋がりを持つこと、感謝をしてもらえること、自分の成長を喜んでくれる人がいることの大事さを気付かせてくれました。
コロナ禍にあってもハロワで求人がたくさん溢れてるくらい不人気で、将来は機械にとって変わられてしまうような職業かも知れませんが、私は介護という職業がこの世にあって良かったです。