介護士satoimoブログ

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凡人でも長所を手に入れる方法

介護施設で主任を務めていたことがあります。(精神的につらすぎて数ヶ月で自ら降りてしまいましたが...)

 

勤めてから約4年くらいでの昇格でした。

10年以上勤続していても役職がついていない方もいる中で昇進できたというのは、

手前味噌ではありますが私は上司や会社からなかなかに高い評価を受けてたのだと思います。

 

しかし、私は特別なにか優れた能力を持っているわけでもない凡人です。

他の職員と比べても別段介護技術が高いわけでもなく、人格者なわけでもありません。

 

ではなぜ私は高い評価を得ることができていたのか

それは「行動力」これに集約されます。

即行動。初速が他の職員より1、2歩早いです。

ひとつの場面で見ればそれは小さな差ですが、ちりも積もれば山となります。

 

例えば、

上司や先輩社員が作業中に「〇〇やっておいて」と現在行っていることとは別の仕事を依頼してくる場面は往々にしてありまよね。

大概行っている作業が終わってひと段落してから頼まれごとをやろうと後回しようと考えます。

ですが、多少効率が悪くなったとしても現在の作業を中断して頼まれた仕事を取り組んだ方が社内評価は上がります。

 

理由は、「なぜ自分にとって微妙なタイミングで上司や先輩は仕事の依頼をしたのか」を考えると解りやすいです。

おそらく相手はこちらの都合を考慮できないくらい余裕を持てていない状態」になっています。

そして「誰かに仕事を振ってそれを片付けてもらうことで、自身が悩まなくてはいけない問題を減らしてスッキリさせたい」と考えています。

なので物事を他者に頼むのです。

まぁ端的に言うと、相手は「楽をしたい」んですよね。

 

言いなりになるのは釈然としないかもしれませんが、

相手側からすると即行動して自分を楽させてくれる人は仕事の早い」「信頼できる」「気持ちのいい」人物という評価になります。

 

逆に普段の仕事を優先する人はそれほど評価をされません。仕事に対していくら一生懸命で誠実であったとしてもです。

残念ながら他者から見ればそれは「当たり前の仕事」を真面目にやっているだけにすぎないからです。

 

それともうひとつ。

私たちが即行動できない理由に「面倒臭いから」があります

今行っている作業を中断しなくてはいけないから「面倒くさい」

頼まれた仕事を片付けるには頭を切り替えて新たに思考しなくてはならないので「面倒くさい」

相手だけではなく、自分もまた「楽をしたい」と思っていたりするものです

 

面倒くさいことを「する」のは誰にでもできます。

でも面倒くさいので誰も「しない」です。

だからこそ、そこに付加価値があります

なので「即行動」これこそが凡人でもすぐに手に入れられる長所になるんです

 

※ 補足として ※

「自分の作業を後回しにしたら別の他職員に迷惑が掛かってしまうじゃないか!」と感じる方もいるかもしれません。

であればその方へ直接「すみません。頼まれた仕事を忘れちゃいそうなので先に済ませてもいいですか?」

みたいにお願いをすれば波風が立ちません。

普段から周りの職員に貢献的な振る舞いをしていることが前提にはなってきますが、

相手に少し弱いところを見せたり頼ったりするのは良好な人間関係を築くきっかけにもなったりもするものです。

 

本日も記事を読んでいただきありがとうございました!